にちプチ 【Nichi-Petit】

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日常のプチ情報やプチンときたことを書きなぐるブログ

シン・ゴジラは海外で評判が悪いらしい

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 まず何でこの映画が海外に向けて発信されてしまったのかが問題の発端なわけなんだけどそれは商業的な話なので言及しない。

 

気になるのはネットで見つける外人の評価コメントだ。それが捏造だろうが何だろうが、そんな評価が生まれたことに対して僕は真摯に答えたい。

 

まず最初に言っとくと僕はこの映画が好きだ。

レビュー記事にも書いたけど、かなりこの作品に肯定的な意見を出している。

 

www.nichi-petit.com

 

だがそれと海外の評価は別の話だ。

僕はこの作品が不評と言うのが分かる気がするからだ。

 

 

 

シン・ゴジラは壮大な「日本あるあるネタ」

 

 海外勢に人気がない一番の要因はこれだろう。

日本の僕らが見ると「この冗長な会議、あるある」「いまいち責任を取りたがらない(=勇敢でない)政治家、あるある」「この早口な感じ、あるある」

 

もう日本人あるあるのオンパレード。

これを観て「こんな日本人いねーよ!」って人は、インターナショナルスクールにでも通ってるんだろう。

 

でもこれがいけない! これが外人にはウケない!

そらそうよ、日本に住んだことがない外人で僕ら日本人の文化をちゃんと理解してる人なんて、いるわけないじゃん。

洋画の日本の描写とか見てみ? 未だに「日本にどんな幻想抱いてるんだ?」ってくらいの突拍子もない日本の風景がでてくるでしょ?

 

海外の人が日本に過大な(的外れな?)期待をしているのは確かだ。

でなけりゃこの映画がそんな評価になるわけがない。

 

 

演技とは本当に難しいものである

 

 評価の一つに「演技が下手」「何言ってるか分からない」と言うのがある。

 

あのね、それが日本人なんですよ。

「つまらない国、日本」の究極のリアリティがシン・ゴジラなわけ。

だから僕らはそれを見て共感し、「映画でよくここまでやったな」と思う。

 

庵野監督は俳優に「早口でしゃべれ」と指示をしたらしい。

だってそうよ。日本人って、特にお役所なんて早口だったりしゃべりが棒の人って多いじゃない。

そういうステレオタイプを前面に押し出してんの。

 

そこで「洋画のヒーロー」のような力を入れすぎた演技所謂をすれば、それこそ国内でも「あんなんありえない」「ちょっとクサいw」と一笑に付されてしまうと思う。

カタルシスのいまいちない物語進行……それが日本の実際の世相を表してる。

 

ただ演技の稚拙とは本当に紙一重で、リアルでなく大げさでも幼稚だと言われ、じゃあリアルに話すように棒で演技すればうすら寒い日常の一コマを切り取っただけになってしまう。

 

それをうまい具合に折り合いをつけて一つの映画として日本人にウケるように成り立たせたあの脚本や、視聴者にいくつもの考察を湧かせる設定は、決して洋画に引けを取るような代物ではないと思う!

 

 

日本人の日本人による日本人のための映画

 

 「だって文化が違うんだもん」 

もうこれに尽きるよね。

いよいよとなって出しちゃうけど、ほんとこれ。

 

この映画が海外向けに作られたものなら「ウケなくて残念!!」って思うけど、どう見ても海外向けじゃないもの。

海外の「GODZILLA」とか、少し変わって「アベンジャーズ」とか、ああいうのは普遍的な人間の「憧れ」みたいなものをどこかで取り扱ってるから、言葉の壁・文化の違いがあっても面白い。

 

でもシン・ゴジラは違う。そーいうのじゃない。

完全に日本人がターゲット。むしろ海外の劇場で上映したのが不思議なくらい日本人向け。

むしろ肯定的な意見が上がる方が興味深い。どんな国で育ったんだ?

そんな外人と3時間くらい飲んでみたいわ

 

 

つまり何が言いたいかと言うと……

 

シン・ゴジラを心の底から楽しむには、輪廻転生して日本人になるしかない。すまん

「俺がいた国では~」「~なのはありえない」みたいなこと言ってる時点で、あなたは日本と日本人を誤解してます!

 

そんな所帯じみたような、浮世離れしたような不思議な国、それが日本。

 

でももう一回言う。俺はこの映画が大好きだ。

 

 

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