にちプチ 【Nichi-Petit】

日常のプチ情報やプチンときたことを書きなぐるブログ

絵がうまいと思う漫画家TOP10

スポンサーリンク

絵を描く事は好きか?

 自分が小さい頃は漫画=子供の読み物と言うイメージだった。一部の学術的内容の漫画は除くが、物語含む続き物なんかは完全にお子ちゃまのテリトリーだった。
それが今はどうだ。電車の中でもおっさんが普通に読んでるし、女子の話題の中にまさか『ワンピース』が挙がるなんて連載当時は考えてもいなかった。
色々なジャンルの漫画が世間に浸透するのは漫画好きの自分にとってとても喜ばしいことだ。

 そこで今回は自分の好きな漫画家をもっともっと持ち上げるため、デッサンだけでなく表現力も含め絵がうまいと思った漫画家を挙げていきます。




10位:鈴木央

 ちょっと古いジャンプ(15年前くらい?)とか読んでたら知ってると思う。ここでもレビューした『ライジングインパクト』を描いていた人だ。

 なんでこの人を選んだのかと言うと、トーンの少なさと、ファンタジーな絵柄。ゴルフを題材に扱った漫画で、あそこまでサイヤ人を量産できる根性はすごいと思う。
これは『テニスの王子様』にも言える事で、「お前らの世界のプロはどんだけすごいんだよ」ってほどの子供たちの過激描写。
現実世界のプロが地味に見えるくらいのショット見せてくれたり、「俺には~が見える」みたいな特殊能力。大好き。

 肝心な絵のほうは筋肉を意識して描いている様でムキムキキャラが現れたときのワクワクが半端ない。金剛番長好き
道具を使うスポーツで難しいのは道具と人物の調和だと思ってるんだがその辺も違和感ないし、見ていて「このシーンおかしくね?」という絵は記憶の中ではなかった。

『こち亀』で一度取り上げられたことのある「マンガの主人公は巻が進むごとに縮んでいく(頭身が低くなる)」という理論にしっかり当てはまってて、どちらかというとライジングインパクト初期の絵柄がノスタルジックでいい味出してた。

今は『七つの大罪』と言う漫画を連載している。出てくるキャラは美男美女が多い。




9位:板垣恵介

 今チャンピオンで『刃牙道』という格闘ギャグ漫画を描いている人だ。純粋ギャグかというと、いきなりまともな考察に入ったり、たまに恐竜に思いを馳せる面白い人だ。
作品は1つの続き物で『グラップラー刃牙』『バキ』『範馬刃牙』『刃牙道』と続くのだが後発の作品ほどギャグ要素が多い。

 ちなみにこの人の絵は最初苦手だった。なんか、筋肉のスジとか入りまくってて、それが気持ち悪かった。
ただ慣れてみると面白いもんでその画風が表現力に一役買ってる気がするのだ。この人の絵は表情がすごい。
顔を怒りに歪めて「クワッ」となってる範馬勇次郎なんて、「本当に鬼がいたらこんな感じだろうな」と思うほど恐ろしく描かれている。ついでに言うと、『バキ』からは勇次郎の質感が金属っぽくなってるっていうかマジ金属。
でも見ている人に恐ろしいと思わせる画力ってすごい。デッサンの面で言うとたまに「長すぎね?」「太すぎね?」「細すぎね?」あたりが出てくるけどそれが味になってる感はあるのでいいのだ。

女性キャラは昔の作品のほうがかわいかった。

ちなみにバキ関連以前に化粧を題材に取り扱った『メイキャッパー』という漫画も描かれており、僕はそっちも作風や絵に著者の哲学を感じられて好きです。(登場人物に「範馬さん(童貞)」が出るよ)

作者を知ってる人に聞いた話だと、相当の女好きらしい。「超雄」ですねぇ……




8位:冨樫義博

 話題の新しいゲームが出ると急に連載が止まる人。でも疑うなよ? 本当に体調悪いんだからな?

今連載中の『ハンター×ハンター』とかはアニメかもされて有名だが、世代を超えた知名度は『幽☆遊☆白書』だろうな。
 躍動感のある絵が非常にうまいと思う。線もきれいだし、レベルEの表紙だけでもご飯が食えるくらいで、自分が知ってる範囲では変なところも無かった。ただこれはちゃんと書いてくれたらの話だ。

現在の平常運転の絵柄的には、ちょっとデフォルメに寄り始めた感じ。 登場人物が真横向いたときとか、斜め45度くらいの視点の時、みんなアヒル口みたいになるのは若干気になる……
ただその絵柄から次のコマで急にリアルな画風になったりするからスッゲェビックリする。本人も狙ってんのかな

当時ジャンプで墨汁こぼしたみたいな絵を見せられたときは「おい!!!」ってなったけど、女キャラがかわいい。
もっと働いてくれたらここにいっぱい書くこと増えそうだけど飛影はそんなこと言わない。




7位:うすた京介

 シュール系ギャグ漫画家。同じ熊本出身と言うことでとても親近感を覚えています。
普段は線の細い簡単な絵だったり、幼稚園児が描いたんじゃねーかってくらいの積み木みたいな絵を描くが、本気を出したコマはすごい。
なんというか、危なげが無い線選びというか、ナナメ右下から見た絵とかでも綺麗に描ききるのだ。
資料を見て作画してるのか、さらで描いてるのかわからないけど、あの軽やかな線で複雑な絵を描けるのは羨ましい。(しかも短時間で描いたように見える……)

 代表作は『すごいよ! マサルさん』『ピューと吹く! ジャガー』等。『武士沢レシーブ』も好きだったよ。
女性キャラはキワモノが多いけどかわいい。ビューティ田村好き。




6位:にわのまこと

 こちらも格闘漫画家。実は板垣氏を知る前にこちらを知った。
代表作は『陣内流柔術武闘伝 真島クンすっとばす!!』だが続編も描いている。線が細く、腰がキュッと締まった足長でナイスミドルな人物を描く。
正面からのシュッとした顔からの、しゃくれた横顔に笑ってしまうことはあるが、顎なしの無個性な人物を描かれるより魅力があって良い。

筋肉に関してはそれほど精巧な描き方はしていないが、大事な筋肉はしっかり描かれているため絵に説得力があり不自然さは感じない。
筋肉の描写に不自然さがないって、格闘漫画では何よりも大事な要素だと思うんだ。

アクションシーンに関しては、かなりのスピード感と精密描写で、ちゃんと登場人物がどんな動きを経て技を繰り出すに至ったのかがコマを見て想像できます。真島が碇に禁断の顔面突きを食らった時は、涼しい顔をした碇と顔面が変形して吹き飛ばされそうになる真島の対比に「Oh……」と声が出るくらい

 あとこのジャンルって道着とかをうまく描くのが難しいと思うんだけど、この人の絵は人物に衣服が馴染んでいて見やすい。この点は完全にバキを超えてる。(板垣氏は意識してそうしてるのかもしれないが……)
女性キャラはとにかく派手で美人。




5位:井上雄彦

 ランキングに入れているくせに、いざ名前を思い出そうとすると「井上ナントカひこ」になってしまった。
正直、氏の作品は一度も完読したことがない(読んだ作品はいっぱいある)のだが、絵はよく見る。眼光鋭い男性が印象的でスラムダンクの絵は少年向けで頭身低めの画風が中心のジャンプでは「大人っぽいなぁ」と思っていた。

 作品を読んでいないという弱みはあるが、一目見ただけで「上手い」と思わせる画力はさすがだと思う。新宿駅とかで度々姿を現す(絵が)。新しい絵を見るたびに「プロなのに、更に進化し続けてるんだなぁ」と感心させられる人。

スラムダンクの時はカラフルな表紙絵のイメージだったけど『バガボンド』からは灰色がかった青や黄色などの着色を好んで使っている模様。「和」ならではのワイルドさが出ていてカッコいいと思います。

女性キャラは素朴(リアル)で可愛い。




4位:鳥山明

 ここで出てきた不労所得筆頭者! 版権だけで一体何億稼いでるんだというくらい膨大な利益を生んでいるはず。
それは置いといても絵の表現力は凄まじい。今まで挙げた漫画家の中で一番デフォルメされた画風であるが生き生きとしたその動きとアニメ映えする簡易的な線は思わず模写したくなる。って言うか今でもたまに真似する。

 本来デフォルメ画というのは漫画以外での評価は下がりがちだが、この人の絵は芸術的観点というわけのわからない基準からみても相当評価されるべきものだと思う。
縦横無尽な戦闘シーンのせいか、とにかく構図が多彩で、しかもしっかり描き切るところが恐ろしい。目が特徴的で、『パプワ君』などモロ影響を受けているように見える。『クロスハンター』はもう許してやれ。

デジタル絵になってだいぶ絵柄や塗りが変わってしまい、もはやゴーストライターかというくらいに異なる方向性になってしまったが、90年代のドラゴンボール全盛期の塗りや線の運び方はもうため息モノ。
この絵を真似しなかった男の子ってこの世にいるの? ってくらい(いるとは言ってない)

 『ドラゴンボール』の表紙やゲーム『クロノトリガー』の挿絵など、見ていて冒険に出たくなること間違いなし。
女性キャラはちょっと頭身低めの可愛い系が中心。




3位:原哲夫

 北斗1800年の歴史は伊達じゃない! とにかく筋肉が堂々としていて素晴らしい。
かと思いきや女性の曲線が苦手というわけでもなさそう。画風は完全に青年誌向けだけど、少年誌で『北斗の拳』という伝説を作ってしまったのは大きい。
目の病気と言うハンデを背負いながらも漫画家として第一線を歩み続けている姿には畏怖の念すら覚えるプロ根性。
デッサンに関してはたまに「ん?」というのがあるけどあくまで表現の範疇でありそうなものが多いので安心して観れる。豪快な筆運びが魅力的な漫画家。

『蒼天の拳』になってからは、絵柄の変化が顕著で登場人物の目が著しく強調された画風となっている(特に女性)。
格闘シーンは物語の設定上多いが『バキ』や『真島クン』と違い、サバイバル要素が強いため、小手先の技でなく相手を絶命させる大技が豪快に描かれている。(もちろん名前も叫んだりする)

登場人物の筋肉の分厚さで言ったら間違いなく漫画界屈指であり、格闘しない弱小モブキャラでさえ現実世界では無双しそうな勢いである。

女性の描写は美しく、豪胆。マミヤにお世話になった中学生は感謝するように。




2位:村田雄介

 漫画界のコピー忍者・カカシ。『アイシールド21』等の代表作はあるけどよく見かけるのは記念イラストなんかがネットに貼られてるもの。
記念絵として、ジャンプのみならず様々な漫画家さんのキャラを1枚の「集合絵」として描かれてるけども、圧巻。
よくあんなスペースに各キャラの個性を潰さずに描ききれるもんだ。単なる画力だけでなく、構成力もピカイチ。

 この人の絵でびっくりしたのはデフォルメされた漫画の人物なのに「髪の毛の影」をしっかり体に描いているところ。そういう細かい気遣いにキュンとくる。
かつ色々な構図、めんどくさいギミックなど緻密に書いた作品は素人の僕でも「空間」を感じることができた。漫画絵でこんなに表現の幅があるなんて! と気付かせてくれた偉大な人でした。
その静止画に描かれている瞬間の前後の動作を想像させる漫画家って、なかなかいないと思うんだ。「動き」という点であればアニメーターさんの範疇だし、無理に静止画で実現する必要はないかもしれないけど、自然にそれができるのがすごい。

 画風はそこまで個性的ではないけど、所謂アメコミ調な表現が好きなのかな? という印象。ここまで挙げた人の中で一番「絵を書くのが本当に楽しくて好きなんだなぁ」と言うのが伝わってくる人。

女性キャラは可愛い。というかエロい。




1位:池上遼一

 この人は漫画家もとい劇画家。
その少ない線でよくそこまでリアルに・・・「リアル絵は描き込んだ線の本数」という僕が持っていた的外れな絵の常識を覆してきた人。
照り返しと影、所謂ハイライトとシャドウの絶妙な使い方で立体感を表現する「塗りすぎないリアル」を教えてくれた偉大なお方で、白黒の可能性をしっかりと見せつけてくれました。登場人物同じ顔だけどw

 デッサンに関してはこの人に対して不安と言う言葉は無い。人物も動物も非常に綺麗に生き生きと描いている。憧れです。
特徴的なのは目で、萌えキャラのような個性的でキラキラした感じではなく、地味目な描写ですが登場人物の怒り、悲しみ、何とも言えない感情の機微がにじみ出ています。

「魅力的な絵=個性的」ではないということを教えてくれた先生。
ちなみに大阪芸術大学キャラクター造形学科教授を務めているらしく、漫画の世界を飛び出しても先生でした。

女性キャラはリアルなので美人寄り。凛とした強い女性がとてもお上手です。




まとめ

 他にも小池一夫とか色々いて挙げだしたらキリがないんだけどこの辺で打ち止めです。

 デッサンガー表現ガーとか偉そうなことを言ってるが俺の画力はこんなもんだ。 f:id:borncrash:20160624201849j:plain:w300
2ちゃんの絵師スレなんかにちょっかい出すとスルーされるかちょい荒れのレベルだと思ってくれ。だから怖くてやってない
人の絵の変なところはなんとなく分かるけど、自分の絵を客観的に見れないのが悩み。
絵を仕事にすることはできないが、第一線で活躍し続ける先生たちのガッツは見習いたいところである。