にちプチ 【Nichi-Petit】

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日常のプチ情報やプチンときたことを書きなぐるブログ

【初心者向け】器械体操競技観戦の楽しみ方

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 伸身のっ! 新月面が描く放物線はっ! 栄光への架け橋だあああああ!!

感動のアテネ五輪! 体操王国日本が王者に返り咲いた瞬間!!

 

なーんてコメントが入るけど、まだまだ国内 では非常にマイナーなスポーツ・器械体操。

オリンピックにはワーワー盛り上がったりするけど、体操のワールドカップやその他国際大会なんか、そんなに注目度は高くない。

 

仕方ないよね、だって野球やサッカーなんかに比べて演技中は静かだし、試合は対戦というよりは自分との戦いだったりするから、なかなか盛り上がらない。

 

しかし!!

僕は野球とかバレーボールとかの経験はあるけども一番観戦していて楽しいのは器械体操だと思う。

 

もはやベテランの内村航平、ミスターツイストの異名を持つ白井健三なんかの新しい選手がやっと注目を集め始めた今、さらにその盛り上がりを後押しするため体操競技の面白さ・注目点を書いていこうと思う。

 

 

 

体操競技観戦の良いところ

 体操競技と一言で言っても、その中に6競技あり「ゆか」「鉄棒」「あん馬」「つり輪」「平行棒」「跳馬」と分かれてます。最初の良いところはこれ!

競技の中にも6つあるので観ていて飽きない。

 

これが出場選手ずーーーーっと「ゆか」ばっかりだと「なんかつまんなくなってきた……」なんてこともあるけど、競技はホイホイ変わっていくので目が離せません。

 

また、それだけ競技が多いのでこれから先も「新技」と呼ばれるものが多く出る可能性が高い。

演技構成にも流行廃りがあるので、これから先面白い演技をする選手が出てくるかも……

ちなみに今、鉄棒を例にすると離れ技は「カッシーナ」で下り技は数年前から「伸身新月面(ワタナベ)」ですね!

 

そして競技ごとに体を操る「特性」が異なるので、単一の選手一強という流れになりにくい=選手の個性が光る!

 

例えば白井選手はゆかが得意ですが、あん馬に関しては亀山耕平選手がピカイチ。つり輪は山室選手……など、各競技でユニークな選手たちの演技が見られます。

その中で「全て得意」な内村選手は驚異的です。もはや化け物。スーパーサイヤ人!!

ちなみにこれからが楽しみなオールラウンダーは加藤凌平選手とか。イケメンだし

 

まとめると・・・

  • 6種目あるため観戦に飽きがこない
  • 種目数が多いため「新技」が見られる可能性もある
  • 種目ごとに面白い選手が存在する

 

こんな感じです。

もうこの時点でワクワクするよなぁ!!

じゃあ次は各競技の見所と概要を説明するゾ。

 

 

ゆか

 体操といえば鉄棒かゆかを思い浮かべる人が多いんじゃないだろうか。

今だと白井選手、それ以前の世代だと池谷選手とかがすごく有名だよね。

 

このゆかは、みんなが学校の体育の授業でやった「マット運動」に近いもんでそれをあの12メートル位四方の床の上で縦横ナナメに動き回ります。

 

あの床の材質、よく見てる人は薄々気づいてると思うけど、体育のマットとは全然違います。

表面はちょっと荒いじゅうたんみたいな材質で、下の層にはスプリングやウレタン・ゴムスポンジが入っている。

そのため、通常の地面や布マットより跳ねやすくできてます。ただ、その特性をうまく使わないと素人でも高く跳ぶことはできないので注意!

ちなみにこの床の値段は大会などで使うものは1500万円とかします。うひょう! 外車買えるじゃん!

 

演技構成は最初にロンダート→バク転→後方宙返り系から始まり体力のある序盤に最高難度の技、前方系の技、床での旋回技、選手によってはすっごい力技なんかも入れてきて、そこは個性の光るところ!

そして最後の力を振りしぼって大技でフィニッシュ!! っていう流れが多いです。

最後に難度の高い技を持ってくる選手もいますが、かなり稀。

 

有名な高難度技:伸身リ・ジョンソン(シライ3)→H難度

www.youtube.com

 

 

あん馬

 6種目中一番地味な種目……

だが!! 一番習得難易度の高い種目もこれ!!

そうなんです、悲しいことに素人目には本当に地味なこの競技。でも見所を抑えておくととても手に汗握る競技でもあります。

 

まずは基本の旋回技。

オリンピックで観る選手たち、本当にフツーにあん馬の上をクルクル回ってますよね。

あれが基本の旋回なんですけども、アレを習得するだけでも一苦労なんだよあーた!

 

あの旋回技、ただ回るだけで半年~1年。足を綺麗に伸ばし旋回となるとそれ以上の年月を習得に要します。

そんな難しいことを難なくこなしている選手たちって、すごくない!?

 

そしてよくよくよ~~~く見てみると、その旋回を一つのポメル(取っ手)の上でやっ

ていたり、左右に移動しながらやったりしています。

特に一つのポメルの上での旋回は、回りながら移動してしまいそうな重心を絶妙なバランス感覚で保持しているのと、あの狭くて掴みにくいポメルをがっしりキャッチする握力も重要になってきます。

 

どう? これだけで観てて「しんどいわ……がんばれー!!」と両手に力が入っちゃうでしょ!?

その旋回や他の技にも上手下手があって、上手い選手はまず足先が「ピン!」と伸びているのと、「腰の位置が高い」です。

前者はオリンピックレベルなら誰でも当たり前にやってますが、後者はオリンピックの上位でも明暗が分かれるくらい差が出ます。

絵的な話で言うと、腰が高く旋回する選手はあん馬と平行に近い、所謂「プロペラ」のように回ります。

一方腰の位置が低い選手は、あん馬との角度がキツくなり、二等辺三角形のシルエットになります。

 

この旋回技の美しさが土台となり採点されます。きれいに回るのほんま難しい

 

有名な高難度技:ブスナリ→G難度

www.youtube.com

 

 

平行棒

 日本では森末選手の「モリスエ」という技で有名なこの競技。

さっきのあん馬が素人目に「地味」というならば、こちらは非常に「痛い」競技!!

 

みんながなんとな~く見ている平行棒の離し技、バーの上に戻るときは二の腕でやってるよね?

これがクソ痛い!! どのくらい痛いかというと、静止した状態で二の腕をバーに乗せて体を振り始めるだけでも未経験者は悲鳴を上げる。

うん、これはあん馬と別の意味で手に汗握る展開だ。

 

この競技でミソとなるのは持久力。

あん馬は上手く回れるようになると鉛直方向への負荷は旋回でいくらか軽減されるんだけど、平行棒は宙返りを除き、常に鉛直方向にかかる自分の体重を支えなければいけない。

しかも体を振っている(スイング)間は、腕だけに体重+遠心力分の重みがかかるわけだ。

これはきついよなあ!! 力技といえば「つり輪」が取り上げられるけど、この平行棒も十分力使ってるからな!!

 

そして見所はやはり離し技で、最近は単発ではなく後方宙返り系→前方宙返り系を連続でやる選手も多い。恐ろしい……!

平行に立っている棒の間で演技をするという制約上なかなか新技が出ない種目ではあるが、一度新技が出れば世代を超えて最高難度クラスに認定されるほど息が長い。

 

有名な高難度技:カトウ・ヒロユキ→G難度

www.youtube.com

 

 

跳馬

 演技時間が一番短く、一瞬で勝負が決まる種目!

この競技に関しては「瞬発力>持久力」なので、一発一発のダイナミックな演技を期待する人にはぜひ見てもらいたい。

体操競技は大なり小なりルール改正が多く、その中でも目に見えて改正されたのが跳馬。

 

今みんながオリンピックや国際大会で見ている跳馬の器具は一度大規模な変更がされており、昔はただの細長い箱だったんだ。

 

 

この変更により技のバリエーションがさらに増え、6種目の中でもかなり熱い競技となった。

 

その反面、助走→跳馬に触れて宙返り→着地というプロセスを経ていくため、宙返り→着地のゆかに比べて着地が乱れやすく、「ピタッ!」と着地を決めるのが難しい。

なおかつ前方宙返り系の技は後方に比べ、着地の際にマットを確認しづらいのでさらに着地の難易度は上がる。

 

 

有名な高難度技:シライ2→価値点6.4

www.youtube.com

 

 

 

つり輪

 6種目中最も繊細で最も力技が多い種目!!

もう見ているだけで腕が筋肉痛を起こしそうな演技! 力こそパワー!!

 

上から吊るされた2つの輪を握り、そこで演技をするのだが、この輪、とにかく動く!!

当然その動きも含めて演技者が制御しなくてはならず、経験者でなければ倒立すらできない。

ただ、ひたすら筋力に自信のある人であれば、「十字懸垂」という技なら真似できるかも……

 

この種目を得意とする選手は当たり前だが筋肉が美しい。

演技自体とは離れた評価であるが、大胸筋含む僧房筋~三角筋~上腕筋~前腕という具合に非常に発達している。

その筋肉から繰り出される力技は静かながらも荘厳かつ繊細で、そこから振動技に移行する際はダイナミックでまるで浮いているかのように見える。

残念ながら鉄棒や平行棒のような離れ技は現在のところ発表されておらず、「ロープを交差させてはいけない」というルールがある以上は今後も難しいだろう。

 

有名な高難度技:ロドリゲス→G難度

www.youtube.com

 

 

鉄棒

 そして最後は体操の花形・鉄棒!

日本が金メダルを取って一番話題になるのもこの種目。僕も見てて一番面白いと思うのもこの種目!

 

やっぱり花形であり王道なだけあって非常に華のある演技をする選手が多い。

雄大な車輪から繰り出される豊富な離れ業、そこから体をひねって移行、逆車輪からまた移行、間にまた離れ業を入れ、最後に伸身の新月面!

 

何度も見ている構成であるが非常に魅力的な技の数々である。

そしてこの種目の見所はもちろん離れ技!!

「カッシーナ」を伝家の宝刀とする内村選手だが、現在はさらに難度の高い「ブレトシュナイダー」という技が発表された。

これから日本勢がどのようにこの技を習得・披露していくかが楽しみである。

 

そして次に、離れ技と比べるといくらか派手さはないかもしれないが、移行技!!

普通の車輪から逆車輪に変わる際に体をひねってたりするでしょ? アレです

見た目は地味だけど、あれもあん馬と同じように非常に高い技術が必要です。

もし移行技がなければ鉄棒は同じ方向に回るだけの退屈な構成になっているはず。

だから美しい構成は、移行技あってのものなんだよね!!

 

有名な高難度技:ブレトシュナイダー→H難度

www.youtube.com

 

 

あなたに合う体操競技診断!

 いくつかの簡単な質問に直感で答えると、あなたに合った体操競技が診断されるよ!

まああれだ、暇つぶしのお戯れにやってみてくれ!!

※スマホ・PC対応

 

ちなみに僕は、平均台だったよ!!!! おい!!!! 女子ゥー!

 

◆あなたに合う体操競技診断!はコチラあなたに合う体操競技診断!

 

診断結果をそのままツイッターやfacebookでシェアできるよ!

 

よくある疑問

 

体操って10点満点じゃないの?

 昔は10点満点だったが、近年はDスコア(「演技価値点」-難度を元に算出)・Eスコア(「実施点」-技の正確さなどを加味)などの基準が盛り込まれたため満点は10点ではない。難しくなってるね

 

 

「ウルトラC」って何?

 モントリオールオリンピック時代、難度はCまでであったため、日本の体操チームは他国をアッと驚かす新技の開発に意欲的だった。その際に「C難度を超える技を発表しよう!」ということで「ウルトラC作戦」という名称で合言葉が作られた。

 

 

技名って複数呼び名があるの?

 あります。例えば鉄棒の伸身新月面宙返り下り(伸身2回宙返り2回ひねり下り)は日本の渡辺選手が発表しているので「ワタナベ」という名前がついているが、近年は(伸身ではない)新月面宙返り下りを「ルドルフ」と呼ぶため「伸身新月面宙返り=伸身ルドルフ」と呼ぶ傾向がある。これちゃんと統一しないと初心者はちんぷんかんぷんだよね

 

 

このスポーツ危なくない?

 高難度の技になるにつれ、当然危険は伴います。

中には後遺症が残るような大怪我や、死亡事故も起きているため「安全な競技」とはいえません。

しかし、技を実施する際にはきちんと補助もついていますし、著しく危険な技は禁止技として実施を制限されますので、競技人口に対して特別事故が多い競技とは言えません。

 

 

禁止技って何?

 その技を実施することで大怪我の原因になったり、死亡事故が起こりえる危険な技は禁止技としてルールブックに記載される。

なお、禁止技を構成に入れた場合はどんなに完璧な演技をしたとしても0点となる。

 

 

 

僕が昔体操かじってた頃よりも更に進化してるから、難度もどんどん上がって凄い技がこれからもたくさん開発されるだろうから楽しみだなあ。

頑張れ体操日本!!

 

 

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