にちプチ 【Nichi-Petit】

日常のプチ情報やプチンときたことを書きなぐるブログ

初恋に決着をつけようとしたら、相手が異次元にいた

スポンサーリンク

 

 

 みなさん初恋の時期っていつですか?

僕は保育園(4歳)くらいなんですが、当時は自分の事もよくわかってないままの「なんとなく好き」でした。

そういう意味で言うと、ハッキリと相手に思いを伝えてまで好きというのは小学校5年生のころです。

 

初恋って、何であんなに甘酸っぱい思い出が多いんでしょうね。

「異性を好きになっている」という意識を持ち始めてからの体験って、本当に心がフワフワして、気持ちいいんです。

 

そして当時の僕は思う「これって、運命の出会いなんじゃないか?」

 

しかしいくら学校で好きになった人がいるからって、ずっと一緒にいられるわけじゃありません。

それはクラス替えであったり受験であったり、中には引っ越しなんかする人もいるでしょう。

 

その度に思いの伝えられなかった人は記憶からどんどん遠くなっていき、いつかは忘れてしまいます。

 

しかーーーし!

僕の初恋はそんなふんわりとしたエンディングを用意してはくれなかった……

 

 

 

小学校~大学までずーーーっと一緒

 あれは小学校5年生の頃。

もう完全に一目ぼれでした。僕の隣の席になったAさん。

あなたはいつも笑顔と竹を割ったような性格でキラキラ輝いていました。

 

一方僕は陰キャ属性で卑屈で大して面白い話もできない典型的な「ツマンネー男」。

この恋を実らせるには分不相応すぎる人間でありました。

 

そんな僕でも隔たりなく接してくれて、たまにケンカもしたけど仲良くしてくれたAさん。あなたは間違いなく小学校時代の僕の青春でした

「たまに好きになる」という謎の評価ありがとうございました

 

時を経て中学へ進学……

この時点ではまだ公立の中学校なので別れることはありませんでしたが、あいにくクラスは離ればなれ。

クラスも離れれば付き合う人種も変わるのか、少しずつあなたとは話すことも少なくなって行きました。

 

「これはいかん!」と思った僕は、あなたに思いを告げる算段を練ります。

夜空を見上げながら「俺は……君の事が好きだ!」と一人叫びました。今時ドラマでもこんなクッサイクッサイことやりません

 

そしていざ告白……!

しかし上手く言葉が出てきません。

傷つくことが怖いのか「付き合ってください」の一言がなかなか出てこない。

「つ、つ、つ、つっつつtっつtttt」とキーボードがバグったみたいな有様。

最終的には「付き合ってってこと?」とあなたから言葉を出させてしまいましたね。ダサい

 

そしてあなたは僕に何とも難しい宿題を出す

 

「『付き合う』ってどういうことなの? 今までと何か関係が変わるってこと?」

 

……!?

僕は考えた。しかしジャリんこの脳みそではそんな上等な答えなんぞ出るはずもなく、「う、う~ん」と唸るのみ。

 

「その答えが私の中で納得できるまで考えさせて」

 

という、ほぼ振られ確定のお返事をいただく。上手い返しだなぁオイ

一晩中、いや二晩中くらい考えるが一向に相手を納得させることができそうな答えを見つけ出すことができない。

そしてせいじは考えるのをやめた……

 

Aさんとの初恋という、とても大きな課題に整理をつけられないまま中学を卒業してしまうのであった……

 

そんな卒業までの間、女性に全く縁がなかったかというとそうでもない。

塾で知り合った女の子と付き合ってみたり、イオンみたいなショッピングモールで何故か知り合った子と花火見に行ったり、青春のまねごとのようなことはいくつかやってみた。

 

 

しかし一向にあのAさんのことが頭から離れない。

もちろんAさんとも学校で話すこともたまには。どんな気持ちでいろってんだ

もはや好きとか嫌いとかそういうレベルじゃなく、キッチンの掃除しきれない油汚れのように頭にこびりついてる感じである。我ながら汚ねぇ例えだ

 

まあそれも中学を卒業したからもう消えるだろ! 高校に期待!

と新しい学生生活に心躍らせていた入学式である。

 

 

いる!!

 

あのAさんが確かに僕が入学した高校にいるんだ。

 

 

は!?!?!?!?

 

僕は心の中で戸惑いとも怒りとも言えないなんとも気味の悪い感情に襲われた。せっかく忘れようとしてたのに

 

どうやらAさんは本命の難関高校の受験に失敗してこの高校にやってきたらしい。

おいおいおいおいおいおいおい、いらないから! こういう偶然いらないから!!

戸惑いのあとに少しでも「嬉しい」と思ってしまった自分が恥ずかしい。

 

しかしそんなに僕もバカじゃない。

それくらいの偶然でコロっと心が傾くほど簡単じゃないぜ! と勝手に強がっていた。

そしてその年の修学旅行。

 

僕の高校は修学旅行先を5つの選択肢の中から自由に選べるんだけど、そこにAさんがまたいるんだよなぁ~~~~!!

しかも部屋が近く、久々にちょこっとだけおしゃべり。しかも薄手のパジャマというサービスカット付き

お、おい、思春期の俺には刺激が強すぎるぜァ……

 

こうしてせっかく忘れかけていたAさんとの思い出が、高校生活を経て更に脳裏に強く刻まれたのでした。

 

それから2年……

いよいよ高校も卒業という節目を迎え、今度は大人に一歩近づく大学受験が始まる。

結果は無事合格し、翌春からは大学生!

 

あれから大した交流もなく、今度こそ新しいスタートを切れるかとワクワクしていた矢先……

 

 

いる!!

 

 

 

ま た お 前 か

 

 

いい加減笑えてきた。

もう、もういいよ。これアレだ、「運命」ってやつだ。

なんかすごく大きな宿命の下で俺ら踊らされてただけだ。

取ってる講義も似たようなもんだし、高校の時以上に距離が近くなってる。

これが運命じゃなくて何だってんだ!!

 

そう思った僕は、近くに訪れる成人式の日に彼女に改めて告白することを心に強く誓う。

「これは運命。だから失敗なんぞ恐れることはない。」

あの時の僕は無敵だったと思う。失敗の2文字が全く浮かばなかったのだ

 

「大人になった今、あの頃出された宿題にキッチリ答えを出して見せるぜ!!」

 

もうここまで来たら意地。

あのころ自分が叶えられなかった願いをすべて回収しようとそそり立っていた。

 

そして意気揚々と成人式の2次会兼同総会会場に向かう。

Aさんはなんとそこで受付をしているらしい。

 

「まずは軽くメールアドレスでも渡して、そこから糸口を」と、無敵ながらもデリケートな算段は忘れない小粋な俺。ジェントルマン

 

そこに待っていたのは……

 

 

 

誰これ?

 

 

Aさんだ。

確かにAさんだ

 

あ、あ~~~! Aさんね! 久しぶり!

何かちょっと変わった? 女性だもんね! 大人になるよね! うん!

今日はみんな久々だよね! 楽しい同窓会になりそうだね! うん!

 

そうして俺は3次会まで参加し、それなりに同窓会を楽しんで帰った。

途中酔いつぶれて死にそうになる人もいたけど、まあそれはご愛嬌

うん、楽しい同窓会だった。

 

そしてAさんは僕のメモリーから消えた

 

 

人は変わる

 そう、人は変わるんだよ。

小学校の頃から見ていれば余計思うのかもしれないけど、一人の女性が大人になっていく姿って、結構思うことが多い。

ただ、それがさなぎ→蝶のように華麗な成長を遂げるならばより魅力が増して僕の心も奪われたかもしれないが、Aさんはそうではなかった。

 

大学でチョコチョコ見ていたはずなのになんでしょうね、あの変わりよう……

具体的に言うとお化粧がすごく苦手なんでしょうね、お目目の上が青かったです

アイシャドウっつーの? あれが壊滅的だった……ここはフィリピンパブですか?

アレだ、時事ネタっぽく言うと若干平野ノラみたいな感じ。

 

童顔で素朴な顔立ちのAさんにはそのお化粧は似合いません。

しかも何をトチ狂ったのか喋り方までなんかギャルっぽくなってしまわれて……

 

いや、いいんだよ? 本人の見た目やキャラにマッチしてればそういうのマイナスじゃないし。むしろ好き

でも彼女はそういうのすっとばして、わが道を邁進されたようで。

そう、人は変わるんだよ。

 

でも、不思議と「辛い」とか「悲しい」とかいう気持ちは湧き起こらなかった。

10年近く続いた思いが一瞬で吹き飛んでしまったというのに

なんか掃除しきれなかった油汚れが、洗剤変えたら意外とあっさり落ちちゃった感じ。

変わってしまったのは俺だったのかな

 

それからというものの、Aさんのことを思い出しても胸を締め付けられることもなく、ただの一記憶となってしまいました。

つい最近開かれた同窓会での話だと、めでたく結婚されたようで。おめでとう

 

一方的とは言えど、思いを温め続けていた相手。

どんな障害もこの人となら乗り越える自信があった相手。

もうこんなに好きな人なんて金輪際現れることなんてないと信じていた相手。

 

それがこの一瞬の些細な些細な出来事で記憶の彼方まで吹き飛んでしまった。

うん、運命なんてねーなコレ!!

 

思えばあの時の「人を好きになる気持ちよさ」に酔ってたんでしょうね。

恋に恋い焦がれ恋に泣く感じ

 

これ10年前くらいの話なんですが、思えばその経験のおかげで自分の恋愛を客観的に見ることができるようになりました。

神様ありがとう

 

 

エンド