にちプチ 【Nichi-Petit】

日常のプチ情報やプチンときたことを書きなぐるブログ

もうあの頃の「オフ会」は存在しない

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 SNSとスマホが一般化した今の時代、大部分の人たちが以前より「ネットで知り合った人物と会う」ということに抵抗がなくなってきました。

そのおかげで新しい友人ができたり、ビジネスパートナーができたりなんかして人間関係や経済の活性化につながるのはとても喜ばしいことだと思います。

 

でもその一方で少し寂しくなったことがあるんだ。

それはネットでの出会いがだんだん所帯染みてきてしまったこと。

 

僕が高校や大学の頃はまだインターネット黎明期で、ネットでの出会いにはめちゃくちゃ抵抗がありました。もう相手は同じ人間とは思えないくらい。こあい

一方で、その難易度の高さ故にいざオフ会に参加! となった時の高揚感ったらなかった!!

 

んで会った時の最初の関門はリアルでも相手をハンドルネーム(以下HNと略称)で呼ぶこと。

これが本名ならただの企業の面接とでも思えばそんなに緊張しないじゃん? でもオフ会は違う

 

「あ、どうも初めまして、ピカチュウさんですよね?」

 

わかる? この恥ずかしさ……

今でこそみんながSNSをよく使うようになってHNの概念が浸透してきましたが、当時の周囲の理解なんてヒドイもんです。

 

高校生ぼく「今日は友達と夕食を済ませてくるから晩ごはんいらんで。」

 

マッマ「お友達って誰? 山田くん(仮名)?」

 

高校生ぼく「んーん、多分知らないと思う」

 

マッマ「誰よ!? あんた変な友達とつるんどるの!?」

 

高校生ぼく「えーと、(MSNチャットで知り合った)ピカチュウさんって人とルシフェルさんって人……」

 

マッマ「なんやその気色悪い名前は。病院いけ」

 

高校生ぼく「」

 

こんなもんです。今だったら「SNSで知り合った人」で伝わるのに

 

でも、だからこそなんか自分らが周囲の人間とは異次元の、高尚な出会いをしてると思えたんですね。事実、僕が初めてネットで出会った方々は大人の方が多かったですけど、みんな高校生のジャリボーイな僕に向かって敬語で話してくれました。

 

年下にも敬語で話す大人――

 

これは僕にとって衝撃でした。大人っつーのは年下であればみんな「ボクどこから来たの?(大人微笑)」みたいな上から目線の存在だと思ってたから。そんな些細なことでもものすごく高次元に思えました

ネットというのは匿名性の高さが良いところであり、そうやって構築される人間関係は「年齢」という概念を排除した考え方。だから相手が老人だろうが高校生だろうが敬語だったんですね。

 

ところが今は!

やれフェイスブックだのやれインスタだの、もう匿名性や個人情報は宇宙の彼方に飛んで行ってしまったようなSNSが多数存在します。そんだけインターネットっていうものがみんなの身近な存在になってったってことなんですね

 

僕もその流れに乗ってインスタ始めてみたり、こうしたブログつながりでオフ会に参加してみたりしてめっちゃ楽しいんですが、一方で「みんなとは違う特別感」だとか「ヤバイ出会いをしている背徳感」っていうのはほとんどなくなってしまいました。

 

昔ぼく「(これからピカチュウさんに会うんや……ポケモンの話しっかり仕入れとかんと……)」

 

今ぼく「今日はピカチュウさんに会うぞ。どっか居酒屋とかで適当に飲むか(ハナホジー」

 

いやぁ……緊張感の欠片もないよね……単に俺がおっさんになっただけ?

なんちゅーか、当時会うとなった人に対して感じられた「モニタの向こう側にいる謎の存在」っていうのが全然ないんですね。

 

これがなんか寂しい!!

 

今は皆さんが会う前にご自身のことをしっかり紹介してくださって、ある程度その人の前情報がある状態でお会いできるんで安心感満点なんですが……オンとオフの境目っていうのがそんなに見えない。

 

なんか寂しい!!

 

もちろんそういう得体の知れない出会いって犯罪の温床になったりもするのであまり良くないんですが、その「ドキドキ」が自分の中の冒険願望みたいなものを満たしてくれていた節があるんです。(だからと言って未だに2ちゃんとかのスレ繋がりでオフ会とかはできないビビり)

 

今のネットの方が何十倍も便利なのはめちゃくちゃ恩恵を受けてるからわかるんだけど、当時のドキドキを知ってる人がどんどん減って行くというのはやっぱり寂しいなぁ。

何が寂しいかって具体的に言えないけど、心にぽっかり穴が開いたような気持ち。

 

そんな話です。

 

 

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