にちプチ 【Nichi-Petit】

日常のプチ情報やプチンときたことを書きなぐるブログ

『君の名は。』を観た感想をブワーッっと語ります

スポンサーリンク

 おう、そうだよ観てきたよ今更。

前々から観に行こう観に行こうとは思ってたんだが、中々行く機会に恵まれずついに公開から半年以上たった今になったという運びですね。

 

とりあえずこの段階ならばネタバレしても問題ないくらいみんな観てるよね?

いいよね? いいよね? 途中からネタバレ入れてもいいよね?

 

どーしてもネタバレなく、でもさわりだけは知りたいって人は序盤だけ読んで途中からブラウザそっ閉じ推奨です!(ネタバレの部分はちゃんと告知してます)

 

「せいじの感想だけで本作観た気分になっとくわ」という奇特な方はどうぞこのまま全部お読みくださいませ。

 

 

秒速5センチメートルという作品があってだな

 僕、新海誠さんの作品ってコレと『秒速5センチメートル』しか知らないんだけど、正直『秒速』の方はヤバかったです。

ヤバかったって言うのは「ヤバイ方」のヤバかったで、とにかく鬱々としてました。

 

一言で言うなら「何かが始まりそうで始まらない物語」

それが『秒速5センチメートル』の印象でありすべてでした。

 

確かに景色は美しく、なんとも言えない甘酸っぱい雰囲気が心地よい瞬間もありましたが、その「なんとも言えない瞬間」を押して押して押しまくりな展開は僕の中では「結局どうしたいのよ君たちは!」という、煮え切らない登場人物への怒りとも哀しみとも言えぬ感情をぶつけるだけの60分だった。

 

ラストの「One more time, One more chance」はその展開を肯定させるくらい良い挿入の仕方と雰囲気でしたが、そこで満足させられることは何故か悔しく、「今までの時間は何だったのよ」という、なんだか「締まらない」気持ちになってたんですよね。

これは完全に自分の人生観だとか、恋愛観だとか、そういう生きてきた「積み重ね」が作りあげてきた感想だと思います。だからこれで涙したり、感動したりする人もいるんだろう。

それができなくて残念だ

 

しかーーし!!

今回の『君の名は。』は違った!!

なんつーか、「超展開」ってやつ!?

観終わった瞬間「思てたんとちがう……」と思わずつぶやいたほどでした。

 

あらすじ・概要

 都内に住むわりとイケメンっぽい部類の高校生・立花 瀧(たちばな たき)は、ある日起床すると自分が女性の身体と入れ替わっているという奇妙な出来事を体験する。

その女性は岐阜県の飛騨地方に住む女子高生・宮水 三葉(みやみず みつは)であり、彼女も同じく瀧の身体と自分が入れ替わっていた。

 

入れ替わる条件はハッキリと分かっておらず、とりあえず寝て起きた時が入れ替わるタイミング、それが週に2~3回という不規則な回数である。

入れ替わりをハッキリと知覚し始めたあたりで、二人はお互いの入れ替わった際のルールを決め、周囲にバレないように日常生活を送ることにした。

 

しかしお互いの素性も少しずつ判明し、次第に打ち解けてきたところで突然入れ替わりが起こらなくなり、瀧はそれを不審に思い三葉に会いに行く決心をする。

瀧はおぼろげな記憶と残したスケッチをたよりに三葉を探そうと飛騨へ旅立つのだが……

 

よくあるドタバタコメディだと思ってた(ここからネタバレ)

 恥ずかしいのだけど、僕この映画の予備知識がほとんどなかったんだよね。

せいぜいこの物語は「身体が入れ替わった二人の男女が、なんやかんやあって惹かれあってくっつく」みたいなザックリした展開を思い浮かべてたんだけど、その「なんやかんや」の部分が本当になんやかんやありすぎ。

『秒速5センチメートル』の「なんかやんやなさすぎ感」がウソのようでビックリ。

 

鑑賞序盤ぼく「おー入れ替わっとる入れ替わっとる! お、前前前世やんけ! プロローグ長すぎやろwww」

↑起承転結の「起」

 

鑑賞中盤ぼく「なんやかんやでこいつら仲良くなれそうな感じやん。奥寺先輩かわいい

起承転結の「承」

 

鑑賞中後半ぼく「え、彗星!? 500人死亡!? Disaster!?(なぜか英語)」

起承転結の「転」

 

鑑賞終盤ぼく「おまえらくっつかんとウソやからな!!」

起承転結の「結」

 

 

正直内容に対する期待値を極限まで下げての鑑賞だったんで、序盤にRADWIMPSの前前前世が流れたあたりで「良い最終回だった……」とか勝手に満足してたんだけど、何? 何この展開?

 

SF? サイエンスフィクション? すこしふしぎ?

聞いてないよタイムリープとか? 脳みそが混乱してるよ?

 

そう、これは『うる星やつら』のようなSFに乗っかりながらSF要素薄めな恋愛ドタバタコメディーとは全然違う物語だったのだ。うる星やつら好きだけど

 

その元凶は1にも2にも彗星。

僕は正直この物語に登場する彗星なんて「不思議な現象のトリガー」程度にしか思ってなかったのに、とにかく暴れまくる!

 

だって『君の名は。』ってタイトルで『ディープインパクト』みたいな展開想像しないでしょ?

俺だったら間違いなく君の名は。-メテオ-』とかいうタイトルで隕石主役にしちゃうわ。

 

だってお前! 男女の入れ替わりとか! 天変地異に比べたら「うるせーな働けよwww」くらいの扱いっしょ!?

なのにこの作品はあくまで瀧と三葉メインで展開する。ヤバイ

 

新海ガンダム

 隕石落下の憂き目に遭う糸守町は三葉の故郷。そのクラスメイトもマジでヤバイ

 

まずテッシーこいつの行動力ヤバすぎ

仲間とはいえ思春期の多感な女子の「彗星が落ちてくる」を真に受けて町内の放送設備ハッキングした挙句、変電所を発破で吹っ飛ばすとか、人生の先行き見てなさすぎ。

こんなもん恋人の早耶香が「来週も彗星落ちるらしいよ!」って嘘ついても「マジか! ヤベーな!!」って信じそうで怖い。かわいい

 

テッシーの恋人の早耶香もなかなか。

裏で暗躍するのはテッシーと三葉なんだけど、彼女は放送で町内に避難勧告をするという矢面に立つ覚悟がヤバイ。

ニュースでも語られてない上に、天文学とかの知識もない若干トチ狂った風女子クラスメイトの予言を、彼氏の後押しもあるとはいえ、よく行動に移せたと思う。

まあ事実半信半疑でやってたから放送も泣きながらやってたんだけど、それでも友達のためここまでできるのはスゴイ。スゲェ愛だよ

 

そして二つに割れ、落ちてくる彗星……

 

これアレだよね? 完全にアクシズだよね?

νガンダムは伊達じゃないんじゃなかったの!? アムローー!!(振り向かない~で♪)

 

もうコレ恋愛要素とか途中完全に忘れてたわ。

でもやっぱそこは忘れちゃうと完全に「ディープインパクト」になっちゃうから外せない。

でも時々三葉がつぶやく「瀧くん……」を聞くと、瀧のことは町救った後で好きなだけチュッチュしろや!! みたいな気持ちになってしまうのは僕が傍観者だからでしょうか。

 

何が一番スゴイかって、こいつらのお陰で町の住人全員が救われてるってトコだよね。

アムロですら隕石一つ何とかするのに自分の命とサイコフレームのヤバイ力(とシャアの命)でヒーヒー言いながら地球を救ったのに、こっちは高校生だよ!?

もうみんなの避難が上手くいったって知った瞬間、聞こえてくるよね「BEYOND THE TIME 〜メビウスの宇宙を越えて〜」が。(隕石落ちちゃってるけど)

 

はいガンダムファンは一旦ここで黙ろうね!

 

二人が出会えてよかった

 僕ね、思うんですよ。

もしこの映画が僕の思うドタバタ恋愛コメディー展開だったら、多分最後に二人がくっついたりしても、「なにこいつら、ただのリア充じゃん」みたいな妬みが生まれるんだろうって。

 

でも違った。

もうね、最後は「ほんと、二人が出会えてよかったね」しか思わなかった。

だってよ? あんな隕石相手にあんなスゲェファインプレーかましてくるんだよ?

もう彼らは僕の中ではサヨナラホームラン打ったヒーローインタビュー受けてるイチローにしか見えなかったよ? もう何やってもいい! 何やってもいいんだよ!

 

なんつーか、「心が洗われるってこんな感じなんだろーな」っていうのを久々に感じた1作でした。

 

そんな話です

 

 

エンド