にちプチ 【Nichi-Petit】

日常のプチ情報やプチンときたことを書きなぐるブログ

人生に疲れたあなたへ!バイクに乗ったら世界が変わるぞ!

スポンサーリンク

はじめに

 車、二輪、自転車、セグウェイ等々・・・世の中には自分で操縦する乗り物がいっぱいある。
車など運転したことがある人はそれらを操縦する楽しさが分かると思う。事故や渋滞などの憂鬱な事さえ考えなければ、運転が嫌いという人はあまりいないはずだ。
僕も運転することが大好きで普通自動車や三輪車、トラックやフォークリフト等今までいろいろな乗り物を公私含め運転した。その中で一番運転する楽しさを教えてくれたのは『バイク(自動二輪)』だ。

 元々ピザ屋のバイトをしているときにその魅力に気付き、貴重なバイト代を叩いて購入したが、今でもそのことは後悔していない。
そのバイクを買ったことで色々な場所に行き、色々な経験をさせてもらったからだ。

今回は色々な視点から体験談も交えてバイクに乗ることの素晴らしさを伝えていこうと思う。




初めてバイクに乗った!

 教習所を利用して自動車の免許を取った人なら一度は体験があるだろう。授業の中に組み込まれている「原付教習」だ。
車の実技教習の最中にやることが多いと思うのだが、閉じ込められた空間から解放された気がして非常に気持ちが良かった。
もちろん30km制限の乗り物だから、とてもゆっくりなのだが、それでも普通の自転車の速度よりは速いし何km走っても息を切らすことはない。

 これが僕とバイク(スクーター)の初めての出会いであった。


ピザ屋のバイトを始める

 免許を取って1年ほど経ってから、ピザ屋のバイトを始めた。
それまでは原付にも乗る機会がなく、専ら実家の車の運転をたまにするくらいだった。
運転が好きな僕にとってピザ屋のバイトはとても合っていたらしく、配達は楽しかった。

 そんな中で、同じバイト先の先輩が通勤に使っていたバイクが目に留まる。ホンダの『モンキー』である。
存在は知っていたし、街で走っているのも見たことはあるが間近で見ると「すげえ小さいバイクだ!!」と改めて驚かされる。そのころバイト先には自転車で通っていたので結構な時間をかけていたのだ。
「いいなあ、バイクに乗ってくれば通勤時間も凄く短くなるだろうな」
そんなことを思っていた矢先、事件は起きる。

「ないっ!!」

通勤に使っていた自転車が無くなってしまったのだ(正確には盗まれたのだが、後に犯人が見つかり戻ってくる)。


憧れのバイク通勤

 後で戻ってくるとはいえ、当時は通勤手段が自転車頼りだった僕は途方にくれた。そんな中で先輩が

「俺のモンキー貸そうか?」

え!? 良いんですか?? だが話を聞いてみると、先輩は原付のモンキーと中型二輪の2台持ちらしく、もう一つを使うから特に困らないというのだ。
バイクの貸し借りの是非は置いといて、通勤手段がなかった当時の僕はありがたくモンキーを借りることにした。
乗ったことのある人ならわかると思うのだが、モンキーはスクーターと違い、ただアクセルを回すだけでは走り出さない。
車で言うオートマとマニュアルのような関係で、きちんとクラッチレバーを操作してギアチェンジをしなければならない。車ならいざ知らず、当時バイクのマニュアルなんて運転したことない僕は先輩の指導に従って四半日練習した。

 何だかんだで慣れると操作は簡単で、通勤にも何の不安もなかった。


モンキーを買う

 程なくして理想の通勤手段を手に入れた僕は毎日がウキウキだった。
今まで自転車ではできなかった遠出もこいつがあれば気軽にできる。実家の車のように、使える時間帯が限られているわけでもない、いつでも何度でも自分のために使える移動手段なのだ。

 しかしその時間は長くは続かず、自転車泥棒の犯人は警察に捕まり、自転車は返還される。
もちろん失ったものが返ってくるんだから喜ばしいことなんだが、どこか寂しい。先輩にそのバイクを返すのは当たり前なんだけど、自転車を失くしてから今までの間作ったプチ思い出がどうしても忘れられなかった。

 そして先輩にモンキーを返す際にお礼と共に

「ほんとにありがとうございました。バイクってすごく楽しいですね」

そう一言添えた。先輩も僕の気持ちを少し察したのか

「良かったらモンキー卸してくれる解体屋知ってるから、紹介しようか?」

なんと安い購入経路を教えてくれた。そういえば借りたモンキーもピッカピカの新品という感じではなく、結構使用感があるものだった。でもいい、それでもいい。バイクのある生活があるならば、新車か中古かなんて関係ない。
そう思っていた僕は早速その解体屋を訪ねてモンキーが欲しいとお願いした。

 価格はなんと5万円。大学生のバイト当時、決して安い買い物じゃないけれど「自分の愛車」というものを手に入れることができた喜びで僕は感無量だった。


モンキーをいじる

 「自分の愛車」を手に入れた僕は、まずそのアイデンティティーを強めるためカスタムに乗り出した。
モンキーのカスタム・・・定番だ。中には300万円以上かける猛者も居るというくらいだ。僕の場合はそれほどの大金をかけることもできないので合計10万ほどのカスタムを1年ほどに分けてやっていた。最初はマフラー、次はプラグ等少しずつ。

f:id:borncrash:20160626135430j:plain

 モンキーというバイクは車体も小さく、おそらく小学校低学年が乗っていても小さく見えるのではないかというくらいの車格だ。そんなものに大人が乗るのだから、当然サーカスのクマのように滑稽な姿になる。それだけなら良いのだが、どノーマルなものは加速も遅く、幹線道路では常に怖い思いをしなくてはならない。
騒音を振り撒く改造は大嫌いだが、加速性能を改善するという意味では少々のカスタムはやっておいて損はないのだ。
大学への通学もカスタムしたモンキーで通うようになって、とても楽になった。



ツーリングに出かける

 折しも僕の友人もホンダの『カブ』を購入しており、「じゃあ一緒にツーリングに行こう」と言うことになった。
何度か一人でも遠出してはいたのだが、複数人での移動と言うのは初めてで、所謂「レンタカーを借りてみんなで旅行」とはまた違った趣を感じていた。
潮風を受けながら海岸線を走る爽快感―。僕はそんなシチュエーションにうっとりしていた。

 ただ忘れてはならないのがモンキーは「原付」ということ。当然パワーも道路を走るどんな乗り物より非力だ。
その事実をまざまざと見せつけられたのもツーリングの時であった。


大きなバイクとの出会い

 「原付は非力」法律上でも30km/h以上では走れないし、少し急な坂など登り始めるとたちまち息切れを起こしてしまう。
「ヴオォオォオオオン!!!!!」という凄まじいエンジン音とは裏腹に出ている速度は15km/hなんてことも・・・
ちょうどツーリングしていたときにもその出来事は起きていた。そんな時―

「ドルルルルルルルル」

重厚なエンジン音とともに僕らを抜き去る1台の影。間違いなく中型バイク以上の車格だ。そしてアメリカンタイプ。
その時僕は思い知った。原付も楽しいけど、「道路を走るにはあまりにも非力すぎる」と。そう考えた瞬間から、中型バイクに対して強い憧れを抱き始めた。


自動二輪免許を取る

 どうしても大きなバイクへの憧れを捨てきれなかった僕は、早速普通自動二輪の免許を取るべく教習所に通い始めた。
最初はアメリカンなバイクに憧れていたのだが、教習車はスズキの『インパルス』と言う所謂「ネイキッド」と呼ばれるスタンダードなバイクであった。

 しかし運転してみると、とても動かしやすい。直線もカーブもどちらを走っていても安定して走り続けられるのだ。
今乗っているモンキーから考えると、正当な進化と言ったところか。
本格的にネイキッドの良さを堪能してしまった僕は、アメリカンは二の次となり、ネイキッド車種の魅力に憑りつかれてしまった。


カワサキのショップに足を運ぶ

 晴れて免許を取得した僕は、早速色々な情報を集め始めた。バイク関連のサイトを見てはニヤニヤしてインプレッションを見ては自分に合ったバイクは何かという診断をしていた。
そのうち百聞は一見に如かずということで、実際のショップに行くことにした。初めて入るショップはカワサキのショップだった。

 中に入ると駐輪場よろしくバイクが数十台並んでいる。どれも綺麗に整備された良いバイクたちだった。
ただ、ショップに入ったはいいが元々お金もそんなに持っていない。購入することまでは考えず、並んでいるバイクをひたすら眺めるだけであった。


イヤッッホォォォオオォオウ!

 店内をひたすらグルグル回る僕。しかしいくら回ってもお金は増えない。
トランペットに憧れる少年のようにキラキラした瞳でバイクを眺めるのが精いっぱいだ。だが、そんな時一つの好奇心が。

「エンジンってかけて見てもらえますか?」

そう聞くと店のおじさんは快諾してくれた。キーを差し込み、店内に鳴り響くセルモーターの音。

「フォオォオオオオォオン!」

脳天を心地よく通り抜けるマルチの排気音。あーダメだ。気付いたら僕はローンの申込用紙に記入を始めていた。

 2ちゃんのバイク板にこんな言葉がある。

お前が1年我慢している間に、俺たちは慣らしを終える。
お前が2年我慢している間に、俺たちは日本を1周している。
お前が3年我慢している間に、俺たちは無数の出会いと別れを繰り返している。
お前が4年我慢している間に、俺たちは気付くだろう『バイクとはなんぞや?』
お前が5年我慢している間に、俺たちは愛車に無数の傷が付き一心同体となっている。
お前が6年我慢している間に、俺はローンを終えている。
イヤッッホォォォオオゥオウ!

実際はこの言葉を知る前にローンを組んでいたんだが、同じような漢がこの日本中に幾人といるのだろう。



ZRX-Ⅱとの出会い

 僕が買った車種はカワサキの『ZRX-Ⅱ』と言う400ccのバイクで、教習所のインパルスと同じ「ネイキッド」と言う車種。
車格も重さも400ccのネイキッドでは最大級である。「大きいバイクは所有感がある」という謎の価値観と、ネイキッドという条件を足してこの選択に行きついた。

 加速性能、安定性等全てにおいてモンキーを上回るこのマシンは、たちまち僕を虜にした。
と言いつつも、モンキーは相変わらずセカンドバイクとして近距離移動用には使っていた。

 このバイクに乗って僕は山を越え、海を臨み、色々なところへ行き色々な人と話した。ある時は道の駅で日本全国を自転車で旅する人と、ある時は港で花火を楽しむ団体と。
f:id:borncrash:20160626135622j:plain

 60回払いというローンを組んで当時としては大きな買い物であったが、それを超える大きな財産を自分の経験として蓄積することができた。
タイムイズマネー。その時間を悶々として過ごすより、走り出した方がその何倍も価値のある財産を僕にくれる。乗ればわかるさ。

 あ、ちなみにせっかく買ったバイクを盗まれちゃ何にもならんから、保険なり警備サービスなりはきちんと入っておきましょう。何ヶ月も経って見つかり、変わり果てた愛車など絶対に見たくないから!!

⇒【ココセコム】大切な車、バイクの位置情報提供・現場急行サービス

 今の時代は若者の自動車離れに続きバイク離れも深刻だと聞く。
だが、これといった趣味もなく、家計が火の車でもないのなら是非バイクを一度所有してみることをおススメする。
車や電車、バスと言った便利な交通手段もあるのだが、常に「風」を感じて自分をその場所に連れて行ってくれるのはバイクだけだ。

f:id:borncrash:20160626135537j:plain

 今となってはそのバイクも上京とともに売却してしまい、9年ほど乗っていないがチャンスがあればまたバイクに乗りたいと思っている。
今度は大型自動二輪免許を取って、さらに選択肢を広げてみたい。
それが今の僕の目標でもあり、バイクが好きなみんなと分かち合いたい楽しみでもある。


まとめ

 9年前にバイクを売却した瞬間は今でも覚えている。同じショップのおじさんに面倒見てもらったし、売値も3年ほど乗ったにもかかわらず購入時の半額ほどで買い取ってもらえた。
バイクにまたがった瞬間のあの開放感とワクワク、あれは何物にも代えがたい「少年の頃の冒険心」を思い出させてくれた。
バイクは車に比べて不完全な乗り物と言われることもあり、また事実であることも否めない。しかしその不完全を楽しみ、苦楽を共にすることが人生の充実の一端なんだと気づかせてくれたことが今でもバイクに乗っていて良かったと思える源なのだ。

エンド