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【ベストバウト】『グラップラー刃牙』名バトルランキングTOP10

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 気付けば連載30周年にもう少しで手が届こうという勢いのバキシリーズ。

僕もこの漫画はかれこれ20年近く愛読しているんですが、それだけ連載してればやっぱり語り尽くせないくらい名場面があるわけです。

 

『グラップラー刃牙』『バキ』『範馬刃牙』『刃牙道』と続くこのシリーズですが、今回は初心に帰って「初代バキ」のベストバウトを熱く、熱く紹介します。

なお、ランキングの中には実際の戦闘だけでなくその中での回想・豆知識含めた面白さでランキングしています!

 

では、ファイッ!!

 

 

 

10位 烈海王 vs. 範馬刃牙

(出典:『グラップラー刃牙』コミックス第37巻)

 

 早速出た最終回間際のバトル。バキ版天下一武闘会である「最大トーナメント編」の準決勝的位置付け!(準優勝って概念ないけど)

この闘いはとにかく中国がスゴイ! ゆーて僕らの中国拳法の知識って「アタッ!」とかカンフーシューズとかの服装みたいな上辺の知識だけ。

ここではそんなにわか中国拳法マン向けに中国の歴史から掘り起こします。(真偽は別として)

 

古代ローマで興った総合格闘技「パンクラチオン」の盛衰から、シルクロードを渡る中国人格闘家の秘話、そして「君らのいる場所は3000年前に通過している」宣言。
さすが烈! おれたちにできない事を平然と言ってのけるッ そこにシビれる! あこがれるゥ!

 

特に修行シーンなど、どの格闘技の鍛錬よりも過酷に、ストイックに描かれていて「そら烈海王強いわ」と納得できるほどの仕上がり。

「打岩」と呼ばれる非常にお手手が痛そうな修行を経て、中国4000年すら真っ青になるほどの芸術的な作品を残した烈は「魔拳」と呼ばれ恐れられていた。

 

そして肝心のバトルシーンはというと、「速すぎて実況にならない」ほどスピーディーなもの。

こういう格闘系の実況って、ものすごい速い展開のはずなのに「1秒間に何文字しゃべってんねん」なものばかりじゃん? 今回はそれを逆手にとってよりスピーディーな戦闘を表現することに成功してます。

 

そして烈海王の出す技のトリッキーなこと……つま先から髪の毛まで、すべてを武器として使用します。まさに人間凶器

一方で刃牙は正攻法で闘いますが、ファイト前に「勝ったのは俺だ」と不思議ちゃん宣言。それまで圧倒的な強さを見せた烈海王に向けて言うもんだから読者もアワアワだったはず。

 

 

特筆すべきは日本と中国4000年の価値観の違い。それこそ普通のハイキックKOでワーキャー言う日本人に「なめんな」と言わんばかりの喉仏を狙った強烈な前蹴り。あんなのリアルで受けたら生きてても後遺症必至だわ……

 

9位 アントニオ猪狩 vs. 範馬刃牙

(出典:『グラップラー刃牙』コミックス第33巻)

 

 卑怯って何だっけ? 思わずそう言いたくなるほどの卑怯技(?)の応酬バトル。

互いの身体能力・格闘能力のみを武器としない猪狩さんは最強の「人間力」を持っていてまさに「大人の男」です。大人って汚ねぇえ!!

 

しかし肝心の戦闘能力も決してロートルではなく、一流格闘家を一撃で屠るほどの強烈なナックルを浴びせたりもします。

防御力も半端ではなく、格闘家の「攻撃をよける」という根性に強烈なアンチテーゼを唱えます。

そんなもんだから、もちろんバキのパンチも避けません。17歳とは言えど、この地下闘技場でずっとチャンピオンの座を守り抜いていたバキのパンチをです。

ぜってぇ痛てぇだろ!? 心の中では「ぅゎ……バキっょぃ……スンマセン……」とか言ってんだろ!? と勘繰りたくなるほどの威力なはず。

 

畑違いな場所でも自身のポリシーを曲げず闘うところは「漢(おとこ)」です。だから汚くとも憎めません

 

次はどんな手を使ってバキをやりこめるのか? そして坊やであるバキがこれにどう対抗するのか?

「そこまでやるかよ!?」な手の込んだ仕込みを色々と見せてくれる猪狩さんは本当のエンターテイナーであり武道家なんでしょう。(武道家の本分は「勝つこと」という独歩の意見より)

テレビでは放送できない大人と子供の本気バトルが見られます。 

 

8位 愚地独歩 vs. 天内悠

(出典:『グラップラー刃牙』コミックス第31巻)

 

 勇次郎が期待の新星を連れてきた!! ということで1回戦は余裕の勝利を収めた天内悠と独歩の対戦。

 

勇次郎に負けたこと以外は安定の強さを誇る独歩ですが、妻である夏江はその独歩ちゃんが勝利する未来がどうしても見えない模様。

 

ええええええ!? 確かに相手は強いとは言えど、ヒョロヒョロの若輩ですよ!? 鍛えれば俺でもワンパンで倒せそう(無理です)

「虎殺し」「武神」と呼ばれる生ける伝説が、こんなやつに負けますかねぇ……と言わせんばかりに序盤から優位を保つ独歩。

アントニオ猪狩もビックリの不意打ち・倫理無視の攻撃の応酬で「これは独歩の余裕勝ちやな……」

 

……と思いきや!!

 

この天内の異様な跳躍力に独歩も普通の格闘家とは違う匂いを感じます。

執拗な独歩の必殺の一撃を受けても倒れず、さながらターミネーターのように立ちあがる天内。

 

果たして独歩の運命は!? スーパー予言者・夏江の語る結末を迎えてしまうのか!?

 

 

バキシリーズでは特にヒョロッちくてナヨナヨしてる天内。だけど米国大統領のボディーガードをしてるだけあって非常に危険に対する察知能力が秀でてます。

じゃなきゃ開始1分で独歩にやられてるはずだもん。バキとの対決も見てみたかったなぁ

 

7位 ジャック・ハンマー vs. アレクサンダー・ガーレン

(出典:『グラップラー刃牙』コミックス第34巻)

 

 素性不明のケンカファイターであるジャック・ハンマーと、極・愛国者であるアレクサンダー・ガーレンの巨漢対決。

と言いつつガーレンがでかすぎてジャックがスレンダーな小人に見えるくらいです。

 

とはいえ、ジャックはドーピングに次ぐドーピングで己の肉体を120%使いこなし超人的なパワーを手に入れている。

彼の闘いに対する執念は常人をはるかに超え、悪魔のテリトリーにまで足を踏み入れていた!!

 

戦闘スタイルはジャックがナックル・噛みつきメインでガーレンがレスリング(投げ)メイン。

体格で優るだけかと思いきや、ガーレンは試合会場で月面宙返り(後方2回宙返り1回ひねり)を決める驚異の運動能力を持っていた!!

更地で月面宙返りて。体操選手だって無理だっつーの。とにかくそれくらい規格外の身体能力

そしてその身体を育てたのは他でもない「愛国心」であった。シベリアの永久凍土をスコップ片手に掘り進み、国のために資源を採掘していた彼はまさに「人間ブルドーザー」。

その肉体を傷つけられるものは何人たりとも存在しない……

 

かに思われた!!

 

ガーレンの手にジャックの鋭利な牙が襲いかかる!! 噛みちぎられる指!! 自身の身体を「祖国の一部」として讃え、それを奪われ激怒したガーレンはジャックを許さなかった!!

「勝つために明日を捨てた悪魔」と「すべてを凍らせるシベリアブリザード」の地獄対決が今、始まる!!

 

とにかくデカいヤツ同士の対決は燃えるね!! ウルトラマンと怪獣みたいなスケール感!!

二人とも大ぶり気質なやつだからとにかく戦闘がハデ。大きい=無能というマンガ界の謎の不文律が崩れた瞬間

 

6位 渋川剛気 vs. ジャック・ハンマー

(出典:『グラップラー刃牙』コミックス第38巻)

  

 誰もがタブー視していた「達人は保護されている」という言葉。

そう、達人はその名声ゆえに表舞台に実力を現さず、勝負を避け続けてきた。しかしその見方は誤りであり、真の達人は誰の疑いの余地もなく達人であった。年齢や体格ではなく己が持つ「合気」の心得のみで勝ち続けてきた渋川剛気はまさに「達人の中の達人」。

 

そして今回はそんな達人に正面切って「ケンカ」を挑もうとするジャック・ハンマーとの対決。

空気が唸りを上げるほどのジャックのアッパーが達人を襲う! しかし怯まぬ達人!

巨漢であるジャックがまるで赤子のように地面に叩きつけられる!! 合気の力とはここまで凄まじいものなのか!?

 

しかしジャックもタダでは倒れない!

 

持ち前の野生の牙で達人をジワリジワリと追い詰める!

「長生きできるトレーニングなどたかが知れている」と吐き捨てるジャック!

 

この猛獣を相手に人間の英知は勝つことができるのか!?

 

 

「細く長く(?)」と「太く短く」の頂上決戦なわけだけど、如何せんジャックの闘い方がメチャクチャすぎて達人もタジタジ。見てる僕らも「オイオイオイ」な展開

こういうトコいい意味でセオリーを無視してくれたりするからこの作品は面白いです

 

5位 範馬刃牙 vs. ガイア

(出典:『グラップラー刃牙』コミックス第16巻)

  

 格闘家と軍人、どっちが強ぇえんだ!?

舞台は森林、スタイルは「何でもアリ」だ! 幾度となく死線をくぐり抜けてきたバキとガイア。

戦場経験ではガイア、格闘経験と体格ではバキが優る。

 

しかし人間の身体能力の限界を超えたガイアはバキを易々と担ぎあげ叩きつける。
そして植物、水、果ては空気までも、環境すべてを味方にしたガイアはバキの肉体すら掌握していた。

 

自分の身体の悲鳴を聴いたバキは、ガイアに勝つ術があるのか!?

 

ガイアの戦闘スタイルは戦場格闘術のため「身を置く環境すべてが撲滅手段」であり、そこには倫理などこれっぽっちもない。

そこに石があれば石を武器に、砂があれば眼つぶしにと、戦場でのフェアプレーなど欺瞞と幻想にすぎないのだと言わんばかりの凄まじいダーティーファイト。

非軍人のバキを殺すことなど屁とも思わない冷酷っぷりに戦慄必至!(一応気にかけてはいたみたいだけど)

 

一方でバキはまだ13~14歳の中学生であり、じゃりんこもじゃりんこである。

しかしガイアをはじめとする様々な刺客からその戦場スタイルを学びとり、満を持してガイアと対峙。

こんなスレた中学生この世に存在しないだろ……

 

負け=死のルール無用のデスマッチ、果たしてバキは勝てるのか!?

 

 

この戦闘に関しては、再戦して同じ方が勝つとは必ずしも言えない模様。

だって本当に「命」賭けてんですもん。レフェリーも、観客も誰もいない。環境が変わればそれだけ優位度も変わってくるし。

もし闘技場で闘ってたらどっちが勝ってたんだろう……

 

4位 範馬刃牙&朱沢江珠 vs. 範馬勇次郎

(出典:『グラップラー刃牙』コミックス第20巻)

  

 ついにやってきた因縁の親子対決!!

激しい死闘を演じながらも最後は「強敵(とも)」として分かり合えた人々をことごとく屠ってきた父。

もはやバキには父を倒すことに何のためらいもありません。

 

数々の闘いを糧に得てきたその技、肉体、心すべてを父親にぶつけ、父を超えんとします。

 

……が!!

 

地上最強の生物である範馬勇次郎は易々とその地位を譲ろうとはしません。そう、たとえ息子であろうとも!!

バキの放つ突き、蹴り、関節技すべてを受け切り平然としている勇次郎。そして母である江珠はバキではなく勇次郎の側に居ます。

ああ無情。母のために闘うバキは母が最高に愛する父を倒さなければいけないのです。ああ残酷な構図ね

 

息子の成長を喜びつつ「もう我慢できない」とばかりに必殺の一撃を繰り出す勇次郎。

一瞬だが意識を失うバキ。そう、これはコンマ数秒の瞬間をかけた命のやりとりである!!

バキのダウンにも手を緩めず追撃をやめない勇次郎。地上最強の自負に溢れたその拳は何者の勝利も許さず、地震すら一撃で止めて見せるほどの超規格外戦力!!

 

そんな満足げな勇次郎を目にして一瞬悦の表情を浮かべる江珠であったが、彼女の母性が勇次郎の暴力を許さなかった!!

 

 

お母さんは偉大です。なんだかんだいって自分の子が可愛いんですね。

ただそれまでの息子に対する当たりが異常に厳しかったので意外性バツグンです。てっきり「勇次郎が楽しんでくれて良かった☆」みたいな感じかと思ってたのに。急に好感度上がりまくって俺は戸惑ってるよ

 

3位 柴千春 vs. アイアン・マイケル

(出典:『グラップラー刃牙』コミックス第29巻)

  

 チンピラ対ボクサー! 日本人ならば『ガチ○コファイトクラブ』あたりで見たこの構図、もちろん手加減もなければレフェリーストップもない!!

千春は開始次点で左腕複雑骨折。戦闘スタイルは「ケンカ」と登場人物の中ではかなり多めな我流派。対するマイケルはボクシングのヘビー級という「世界最強」と言われても差し支えない称号の持ち主。

自身の意地と、拳一つで築き上げてきた財をかけての壮大なドつき合い! 強いのはチンピラかボクサーか!?

 

750cc(ナナハン)のぶちかましを受けてもびくともしない千春の耐久力と、「50人はゆうに殺すことができる」というマイケルの拳のぶつかり合い。

しかしここはリングじゃない。誰も卑怯な手を咎める者もいなければ、弾劾すること自体女々しいことと憚られる場所である。

 

序盤はトリッキーな闘いに引きずり込む千春の優勢のように見えたが、鍛え上げたヘビー級はそんなことじゃ怯まない。

彼の中で日本のファイティングキッズは完全に格下の存在であった。

 

ところが……!

 

千春の根性はヘビー級ボクサーのパンチ力すら凌駕する。夢か誠か、一般人とヘビー級ボクサーが互角の戦いをしていた!!

左手のハンデを入れると若干千春の方が強いんじゃないかというくらいの試合展開。

 

とにもかくにも痛そうでたまらないこの試合、勝つのはチンピラかボクサーか!?

 

 

俺がボクサーだったら絶対やりたくないこの試合。だって勝負なんて時の運みたいな要素もあるんだし、第一フィールドが「ボクシング」じゃないんですもの。

こんなもんミスターサタンよろしく「ハラが痛くなってきたーーー!!」でバックレるのが賢明

そんなプレッシャーの中正面から勝負を受けたマイケル超偉い。超がんばれ。ついでに千春もがんばれ

 

2位 範馬刃牙 vs. 夜叉猿

(出典:『グラップラー刃牙』コミックス第12巻)

  

 強くなるための武者修行中のバキを待っていたのは超規格外の「野生」であった。彼の名は「夜叉猿」

その力は大男の振りかざす鉈を跳ね返し、銃すら戦力となりえない非凡なものであった。

 

その野生になす術もなく一度敗北を喫したバキは己を助けるため犠牲となった安藤さんのために徹底的に体を鍛える。

食って! 食って!! 食って!!! デカくなってやる!!!!

その後のバキは見違えるような肉体を手に入れ因縁の夜叉猿との対決に挑む。

 

夜叉猿の持つ天然仕込みのパワーと攻撃力に序盤圧倒されるバキであったが、「野生」が相手であるからこその強み=弱点をストレートに攻めるという活路を見出し自分のペースへと持ち込む。

 

バキが初めて体験する「異『種』格闘戦」、果たして夜叉猿を倒すことはできるのか!?

 

 

元祖お猿さんと闘うマンは勇次郎だったのだが、カエルの子はカエル。息子までまさか挑んでくるとは夜叉猿もビックリでしょう

勇次郎を流血させるほどの実力者であることは間違いないのでそれに挑んだバキは多分国内の大人も含めて最強だろ

 

……と思いきや最大トーナメント編で夜叉猿を赤子のように扱う愚地克己とかいう天才。インフレすなぁ

 

1位 花山薫 vs. 愚地克己

 

(出典:『グラップラー刃牙』コミックス第28巻)

  

 任侠対武道。己を鍛え、鍛錬を積むこと自体を女々しいと言い放つ強烈な雄度に対し、悠久の時を超えて人間を殺傷する技術のみを磨いた武道が挑む!

ケンカスタイルと、正統派空手が己のプライドをかけてぶつかり合う壮絶な「死合い」。互いに才能は十分だ

 

武道を過信していた克己は序盤、花山の規格外の猛攻に数々の防御を破られ満身創痍。

しかし「負けるくらいなら逃げる」という信念を下に、反撃の時をひたすら待つ。

 

いつしか花山の暴力に対する「恐れ」は「尊敬」に変わり、己の戦力を出し惜しみする愚を思い知る。

彼の最終兵器である「マッハ突き」の速さは音速を超え、超速の凶器となり花山を襲う!!

そのマッハ突きを避けることなく体全体で受け切る花山はもはや「男のプライド」という生易しいものではなく、己の一族の誇りをかけた「任侠立ち(おとこだち)」で克己の突きを受け切ろうとするのだが……

 


「女々しさ」って何だっけ? と考えてしまうほどの僕らの常識を超越した花山さんの一戦。

最初はいけ好かなかった克己も、花山の実力を認めてからは手のひらを返したかのような良キャラに。

というか僕はカツミンがこのマンガで一番大好きです。マッハ突きってカッコ良すぎやろ……

 

まとめ

 ランキングと称してTOP10まで書き連ねてみましたが、正直雑魚敵との小さな闘い含めてすべてがベストバウトです。勇次郎と幼少バキが闘う前なんて、かつてのライバル+αが勢ぞろいしてウォーミングアップで闘ったりして「なんて贅沢にキャラ使ってんだ!」と驚きました。

 

格闘漫画としてはビッグネームの一つであるこのマンガ。

 

このマンガの好きなところは「この作品なりの哲学」というのを理論の真偽や現実味はおいといて読者にリアルに訴えかけてくるところです。

だから、突拍子もない設定も「陳腐なもの」と苦笑せずに自然に受け入れることができます。

時代を超えて愛されたりしているのはそんなところなんでしょうね。

 

読んだことがない方は、是非一読あれ!!

 

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