「上司に相談します」と言って本当に相談する奴は仕事ができない

 

 

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 お仕事をしていると、無理難題を吹っ掛けてくる顧客はどこにでもいます。

「もっと早くできないの?」「もっと安くできないの?」「もっと柔軟にできないの?」などなど、一生懸命仕事をしている僕らを無慈悲に追い詰める言葉……

 

 

いや、できねーよ

だからできねーっつってんだろ!?

まだ言うか!? あぁ!?

 

 

言ってみたいもんだねぇ……だってできないんだもん

 

社内規定で! 常識的に考えて! 物理的に!

無理なんだからーーーー!!

 

そんなことは分かっていても、日本の「お客様は神様」という本意を歪曲された文化は未だに根強く残っています。

そして追い詰められる窓口担当者は、仕方なく口を開きます

 

「上司に相談いたしますので少々お待ちください」

 

そして鳴らされる保留音……結果はいかに?

 

 

と、世の中こんなもんですよ。

クソ客め、何様のつもりだよ!

でも、この間にどんなアクションを起こしたかで、その人の人間力が問われるのも確かです。

 

 

もくじ

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本当に上司に相談する

 これね、これやっちゃう人、本当に誠実で「いい人」なんだろうと思う。

 

でも、それと仕事ができるかどうかは別なんだよなーー!!

 

社内規定で! 常識的に考えて! 物理的に!

そんな三拍子そろった無理を上司に相談したところで、忙しい上司は「そんなん無理に

決まってるだろ! とっとと電話終われや!」とキレることでしょう。

 

そして顧客に「申し訳ありません。やはり難しいようです」って答えてまた怒られんの。まさに板挟み

 

わかるよ? 一縷の望みと、無理と言われること承知でただ上司に聞いてみたんだもんね?

その君の課題を1から10まできれいに片づけようとする気持ち、わかるよ~~!?

 

でも無駄なの。自分でも心のどこかで分かってるとは思うけど無駄なの!!

クソ客のアホな要望を上司に言ったところで、自分が「アホか!」と言われることは分かってたでしょ?

でも相談しちゃう。何でか?

 

ほう・れん・そう(報告・連絡・相談)の文化を植え付けられちゃったからね!!

うん、わかるよ? コレできない社会人ってクソ扱いされるもんね?

上司から「社会人として常識だろ! ちゃんとやれよ!」って言われちゃうもんね。

 

でもさ

 

丁度良くやろ!?

 

例えば「報告」の部分。細分化すればどれだけでも報告できるの。

「これから電話します!」「電話終了しました!」「これから○○様に否決の連絡します!」これも報告。

でもそんなの報告してたらキリが無い。だから僕はしないし、あなたもそこまでは多分しない

相談も同じ。相談できることはいっぱいあるけど、全部はしない。

 

だから会社の意にそぐわない客の要望を上司に通すなんてしなくていい。ましてやそれが傲慢な客なら尚更

 

 

保留ボタンだけ押して、しばらく時間を潰す(相談しない)

 これやる人、割とクズなんだと思うけど、結構仕事できる人なんだよなーー!!

特筆すべきは、処理の速さ。

 

そのクソ客の対応にかける時間の短さといったら……

 

前述の本当に相談しちゃう子は、保留ボタン押しながらサッと上司の元へ行き、経緯を説明。そして上司からのお叱りを受けつつ保留時間の長さにビクビクする。

要するに客と話していない時間もその対応に追われてる。

 

対して相談しない人は、保留時間中ちょっとした雑談や時間つぶしして、適当な時間を開けて客との話を再開する。ハナクソなんかほじっちゃったりなんかして

その時間、実に1分以内!!

 

オッサン社員とかこういうことよくやるけど、「これが老獪さか……」と感心しますね。僕もやってたし(オッサンじゃないよ)

 

そしてそういう人ほど断りの仕方もうまい。

なぜなら、心に余裕があるから!!

 

真面目すぎる人ってその辺がうまくいかなくて、上司に相談して怒られた時点で「ああ、やっぱダメだったか……何て言おうかな」と心をすり減らしている。この余裕の差は大きい

 

「いやー、私もかなり頑張ってどうにかならないか提案してみたんですが、頑として受け入れららなくて……すみません」

なおかつ追撃に

「私も常々どうにかならないかと思ってたんですよ! 今度正式に提案してみますわ!」と太鼓持ち。(本気で提案するとは言ってない)

 

顧客としては自身の要望が受け入れられないモヤモヤはあれど、これほど頑張ってくれた(雰囲気を出してる)相手を無下にできるだろうか? できるはずがない

 

結果として真面目よりクズのほうが相手に好かれるという図式が出来上がってしまう。真面目って損ね

 

 

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上司に電話を回す

 先ほどの「相談する」と言っておいて相談しないクズは仕事はできますが、ともすると別ルートから「相談していない」旨が漏れてしまうこともあります。

そうなるとクソ客からの反応は一変して「てめー俺をナメてんのか!?」というお怒りを受けます。こうなると火消しは大変

 

そんな懸念がある時は、最終手段として「上司と直接話させる」という手があります。

 

もちろん上司に「○○様が●●しろとおっしゃっているのですが……」なんて持ちかけても「そんなん無理って答えとけ!!」とキレられること必至なのでやり方は考えなきゃいけません。

 

そこで持ってくる伝家の宝刀

「ウチの上司とお話してみますか?」

 

これ一つで問題はまるっと解決。担当者の自分ではこの決裁は重いということを暗に客に伝えつつ、面倒は上司に回すという超ファインプレーである。

「私では強く言ったところでなかなか受け入れられませんが、お客様のご意見なら無下にできないと思いますし……」と追撃しておけばもう上司と客のホットラインができたも同然。

若干客も持ち上げられちゃったので「よし、いっちょやってみっか」の心持ちに

 

あとは上司に「○○様がお話があると……」と伝えればミッションコンプリート。

「内容は何て言ってた?」と聞かれても「直接お話ししたいとのことだったので」と言えば掘り下げられたりはしないはず。

あとは「上司よ、存分に怒られたまえ」という余裕で玉座に向かいましょう。

 

 

仕事したくねえ!!

 仕事できる人とかできない人とかを見聞きしてよく思うのは、1つの事柄にかける時間の差だと思います。

ゆえに「速さは武器」。極端に言うと「丁寧で遅い仕事」より「速くて雑な仕事」のほうが評価されるとも言えます。一部の職人を除いて

 

そしてその「速さ」はどこから来るかというと……「無駄なアクションをしない」という姿勢です。

要するに「仕事したくねえ!!」の精神。そういう心持ちであれば「今やるべきこと、やらなくてもいいこと」の取捨選択の助けになるので間違いなく時間当たりの生産性が上がります。そしてその余裕がある分、1つの仕事の質も向上してくる

 

なので社内でも「仕事ができない」と思われている節がある人はまずその「速さ」から掘り下げてみましょう。

速さが身につけばそれが自信となって絶対に1ランク上の仕事ができるようになりますよ。

 

以上、敏腕無職の助言でした!

 

エンド

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