【アメコミ】『スーパーマン』の魅力について語る【映画】

 

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 みなさん『スーパーマン』は知ってますよね?

映画やコミックを見たことなくても、名前やあのコスチュームを知らない人はほっとんどいないと思います。

知名度だけで言うと歴史上の偉人なみだと言っても差し支えないくらい。

 

そして僕はそのスーパーマンが大好きです。

コミックの設定だとか見た作品の数は本場アメリカ人に劣るかもしれませんが、愛する気持ちは負けません。

 

今回はそんなスーパーマンの魅力を僕目線でめっさ語っていこうと思います。

 

もくじ

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『スーパーマン』とは?

 赤いマントに赤パンツ、青のタイツに筋骨隆々な体。

超スピードで空を飛び、怪力無双、不死身の身体を持つ最強の男!

これがスーパーマンです。

……とここまではみんなが知ってるスーパーマンですが、実は彼には更に細かい設定があります。

 

本名はカル=エル

 スーパーマンといえど、最初から神様のように人間を見守っていたわけではありません。

彼は我々地球人から見たら「異性人」であり、生まれ故郷は地球から遠く離れた「クリプトン星」の出身です。

 

【地球に来るまで】

高度な文明を築きながらも滅びの道を歩むクリプトン星でスーパーマンの両親はわが子「カル=エル(のちのスーパーマン)」をカプセルに乗せ脱出させた。

目標は地球であり、彼らのいた星から比べると重力も小さく、生きるために苦労しない環境である。

かくして地球に降り立った赤ん坊のカル=エルは地球のケント夫妻に拾われ「クラーク=ケント」として地球での人生を歩み始める。

ちなみに、地球上では自分がクリプトン人だとばれないようにクラーク=ケントのときはメガネをかけ、大人しくしている。

何か事件が起こったときは、おなじみのスーパーマンのコスチュームに着替え、現場に急行する。

 

ちなみに、スーパーマンの胸に大きく描かれた「S」は、由来がスーパーマンのSではなく、クリプトン人であるエル家の紋章なのだ。

 

 

スペック・設定

 最初に怪力無双、不死身と表現したが、実は全くの無敵ではなく、ちゃんとした設定が存在する。

 

スペックは以下(ウィキペディアやネット情報含む)

 

80万トンの物体を持ち上げることができる

 アメコミでも屈指の力持ち!

参考値で言うと、ハルクで100トンのものを持ち上げることができる。日本で名実共に最強のヒーローであるウルトラマンもタロウの「20万トンタンカーを持ち上げる」という記述が限界のようだ。

数値化されて明示されている腕力では事実上最強といってもよかろう。

 

↓スーパーマンとハルクの戦い


40メガトンの核爆発に耐えうる

 核爆発に耐えうる力というのが、何を根拠とするのかは不明だが、恐ろしいほど強力な核兵器でもスーパーマンを容易には倒せない。

 

しかし人類が歴史上取り扱ってきた核兵器の中で最強のものは、ソ連が実験で使用した「ツァーリ・ボンバ」という水素爆弾で、その出力は驚くなかれ50メガトン!!

明確に「死ぬ」とは書いていないが、この爆発に巻き込まれればスーパーマンもただでは済まないかもしれない。

 

ちなみに広島・長崎に投下された原爆の出力は15キロトンと20キロトン。

※核出力は、同じエネルギーを得るために必要なTNT火薬の質量に換算

 

ゼロを並べて比べると

15000トン ←広島:リトルボーイ

20000トン ←長崎:ファットマン

500000000トン ←ソ連:ツァーリ・ボンバ

 

うん、その絶望具合が分かってもらえたかな。


最高時速800万kmで飛行可能

 ええ、こんなもん、時速で表記されてもピンと来ないですよね。

秒速に直すと、少なくとも2200km/sとなり、簡単に言うと日本の端から端まで1秒そこらで移動できる計算になります。

ちなみにウルトラマン達の飛行速度はマッハ5~マッハ30そこそこ。

気温や気圧などでマッハの値は変わってきますが少なく見積もってもスーパーマンの飛行速度はマッハ7000以上!!

「速さ」とは一体なんなのでしょうか。考えるのがアホらしくなってきた

 

仮に人間がスーパーマンを狙って50メガトンの核を搭載をしたミサイルを撃ち込んでも、スーパーマンは余裕で逃げ切れます。

※ICBM(大陸間弾道ミサイル)の最高速は宇宙で時速2.8万kmそこそこ、大気中では更に遅くなる

 


刃物や銃撃を見切る動体視力

 ここで急に設定が優しくなりました。

とにかく「スーパーマンに銃弾は効かんよ」と言いたいのでしょうが、今までの設定がぶっ飛びすぎてピンと来ません。

 

参考のために、実用性を問わず超高速で弾を射出するライフルが秒速2kmであり、スーp-マンは少なくともその1000倍以上の速さで飛べます。

その超高速で自身を制御して空を飛べるならば、それよりも1000倍遅いライフル弾など、「止まって見える」と表現しても差し支えないのではないだろうか?

 

悪者がスーパーマンにガトリング砲が効かないと見るや、スーパーマンの眼球の前で発砲しましたが全く効きませんでした。(眼球の硬さで銃弾が潰れた)

とにかく、スーパーマンに対して人間が挑むというのは、武器を持っていたとしても「かたつむりが人間に格闘を挑む」以上に無謀な挑戦になります。

 


鋭敏な視覚(望遠・透視・赤外線・X線)。透視能力をもっているが、鉛だけは透視不可。

 こちらも「対人間の悪者」ならばほとんど問題にならない設定ですが一応。

もし鉛の箱の中に爆弾が入っていたとしても、スーパーマンが開けた瞬間に爆弾を視認し飛んで逃げれば、一瞬で爆発など影響のない場所に退避することができます。

 

ただそこは正義の味方。

人質などがいる場合はそんな速度で人々を運び出すことなんかできません。

なので、そういうシチュエーションになるとスーパーマンも困ってしまうのです。

 


眼から熱線(ヒートビジョン)を出す

 ウルトラマンに「スペシウム光線」という飛び道具があるようにスーパーマンにも「ヒートビジョン」という技があります。

焦点温度としては、恒星の核並みの威力を誇るということで、身近な太陽にたとえるとその温度は1600万度!!

対してウルトラマン界最強の光線である「M87光線」は87万度!

これでも十分すごいのだが……うーむ、勝てる要素がない……

 

と思いきや!

初代ウルトラマン最強の敵である「宇宙恐竜ゼットン」が出す火球の温度はなんと1兆度!
この温度は宇宙の誕生と言われる「ビッグバン」が起こった直後の温度に匹敵するということで、なんとまあ意外なところにヒーローを超える逸材がいたもんだ。

 


吐く息で物体を凍結させる(スーパーブレス)。空気を肺で圧縮することで液体窒素にする

 映画などでは噴火した火山の溶岩から人々を守るためにこの技を使用した。

ちなみに液体窒素の温度は-196度と、プラスの温度方面にはめっぽう強いスーパーマンにしては控えめな感じ。

ただし、物体の温度のマイナスの限界は-273.15度(絶対零度)であるので、十分に健闘しているものと思われる。

 


太陽エネルギーが力の源

 正義の味方の象徴「太陽エネルギー」。

その法則に違わずウルトラマンも同様の方法でエネルギーを得ている。

しかし彼らはその巨体ゆえか地球での活動時間が3分前後と大きく制約されているのに対し、スーパーマンは太陽がない夜でも普通に生活・活躍していることから、よほどのエネルギー消費を伴う活動をしない限り(例えば自分と同等の力を持つ敵と戦う等)、制約は無いに等しい。

 

また治癒力も驚異的であり、瀕死の重傷を負った状態でも雲の上に出て太陽の光を浴びればみるみる傷が回復する描写が見られた。

 


人間と同じように酸素呼吸しているが、空気を肺で圧縮することで宇宙空間でも行動可能

 人間の「息を止める」と同じ感覚で無酸素空間で行動が可能となる。

宇宙に出ても身体の状態に変化がないということは体内の水分量や気圧を適正に保つ構造も存在するということだろう。

 


クリプトナイトが弱点。クリプトンの鉱物で、クリプトン人に悪影響を及ぼす。浴び続ければ力を失い、いずれ死ぬ。

 やっと出た致命的な弱点!

この設定が唯一人間が彼に対抗しうる手段であり、最終兵器である。

このクリプトナイト、クリプトン人には放射性物質より過激な影響を及ぼす反面、人間には影響がなく、それを利用してバットマンはグローブにクリプトナイトを仕込み、スーパーマンをボコったりしていた。

 

スーパーマンとバットマンは、敵対しているわけではないが、その「正義観」の違いから対立することがしばしば。

 

 

地球人と生殖可能

 なんでしょうね、スーパーマンもやることやってんじゃねーかって話なんですけど、ヒロインのロイスと子供を設けており、息子もスーパーパワーを持っています。

ただし、純粋なクリプトン人に比べていつでも強いというわけでもなく、息子は喘息止めの薬を使っています。

 

 

スーパーマンより強いヒーローっているの?

 みんなが知ってる日本のヒーロー「ウルトラマン」と比較すると、スペック上では圧倒的にスーパーマンが勝っていることが分かった。

しかし、これほど強いスーパーマンも、おそらく手も足も出ないのではないかというヒーローが存在する。

同じアメコミの『DCコミック』出身であり『ウォッチメン』のヒーロー「Dr.マンハッタン」である。

 

簡単なスペックに触れると

 

あらゆる原子を操作できる能力を持ち、自分の体験した過去・現在・未来の事象を同時に認識することが可能。

ウォッチメン – Wikipedia

 

 

上記に加え、自分を構成する原子が一つでも残っていれば、そこから自身を再構成することが可能であり、それはスーパーマンの身体自体を構成する原子も例に漏れず、その対象になる。

つまり、この宇宙に存在する原子全てがDr.マンハッタンであり、もはや彼は「神」のような存在である。

※事実、地球での生活に見切りをつけた彼は別の宇宙で生命を作り出し「神」となっている

しかしこれはあくまでノーマルなスーパーマン対Dr.マンハッタンの「IF」であり、スーパーマンも物語によっては更に偉大な力を手に入れ「スーパーマンプライムワンミリオン」という存在になる。

 

その強さたるや

  • 時空間移動
  • 「現実」が存在する限り死なない
  • 死者を蘇生させることができる

など、何か哲学にも似た設定が多数盛り込まれています。

ここまでくると、ドラゴンボールの「スーパーサイヤ人○○」のレベルを更に超えたインフレですね。日本はまだまだ甘かった!!

 

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ヒーローの強さとは「心の強さ」である

 ここまで色々なスペックを比較しておきながらこの結論に至ったのは、素晴らしきヒーローたちの格付けを行うことに少し寂しさを感じてしまったのと、僕らの憧れるヒーローは「底の見えない魅力」があると思うからだ。

 

例えば最初に比較したウルトラマンとスーパーマンなども、基本スペックには大きな差があれど、ウルトラの星の偉大な技術、歴史によって神にも似た力を持つウルトラマン(所謂「チートラマン」)が存在する。

対して、スーパーマンも先述のスーパーマンプライムワンミリオンであったり、コズミックアーマースーパーマンであったり、その設定には底が見えない。(インフレとも言う)

 

しかし彼らは同じ世界(宇宙)の平和を目指す「同志」であり、そこに序列などは存在しない。

彼らのそれぞれが、強い意志を持っていれば、いつでも「最強の戦士の一人」たりえる存在であることを忘れてはならない。

英語的言い回しで場が締まったところで、スーパーマンの魅力も分かっていただけただろうか?

エンド

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